フランスのルルドの泉の「奇跡の水」。【フランスの子宝スポット】
ローマ法王庁にも「奇跡」として認定されるフランスのルルドの泉
「ルルドの泉」は人々からは「奇跡の泉」とも呼ばれており、泉の水によりどんな難病も治癒することができると伝えられています。
パワースポットとしても世界的に有名であり、癒しのパワーがみなぎる場所だと言われていることから、安産や子宝はもちろんのこと、健康全般や浄化などにも効果があるスポットとされています。
フランスの小さな村ルルドは、ピレネー山脈の麓に位置しています。
ここの駅から10分少々歩いていった町の郊外に、カルワリアという山の裾に沿って、ガブ川という川が流れており、その中央にシャーレ島という名の島があって、河川をふたつに分けています。
その流れが再び合わさる所に大きな岸壁がきりたっていますが、その岸壁に、聖母御出現の場として今も有名である、カトリックの聖地マッサビエールの洞窟があります。
そして、その洞窟の入口に、「ルルドの泉」があります。「ルルドの泉」は、最も歴史があり、最も神秘的な「奇跡の水」とされており、ローマ法王庁にも「奇跡」として認定されています。
「ルルドの泉」の歴史としては、
1858年、小さいルルド村の貧しい少女ベルナデッタが、郊外のマッサビエルの洞窟のそばで薪拾いをしていると、少女の耳元に不思議な風が流れたので、そちらの方向を見てみると、洞窟の岩肌の上に聖母マリアが出現したと云われています。
その後も少女の前に聖母は出現し、幾度目かの時に少女に洞窟の岩の下にある泉を教えたんだそうです。
そこから湧き出る清水に、右手に麻痺を持った一人の女性が手を浸したところ、麻痺が治ったという奇跡が起こりました。
そのような奇跡から、この「ルルドの泉」にはどんな病も癒す力があると信じられるようになっていったとのことです。
聖母が祀られていることから、安産や子宝祈願への効果も
現在も、多くの巡礼者が参拝に訪れており、この場所にはルルドの聖母の大聖堂が建立されています。
ルルドの前述したような奇跡に関しては、現在では科学的な解明も行われており、快復した事例に関してもほとんどが医学的説明のできるものとなっているようです。
しかし、ほんのわずかですが科学的に説明のできない事例も存在しているのは事実であるため、「ルルドの泉」は、人々にとって今も神聖な泉として大切にされています。
「ルルドの泉」に直接触れることは禁止されていますが、近くの蛇口からは水が汲めるため、その泉の水をボトルに入れて持ち帰ることは可能です。
実際この地を訪れて病気が治った人や、赤ちゃんを授かった人というのは数多く存在しており、聖母が祀られていることから、安産や子宝祈願への効果がかなり期待できると思います。
機会があればぜひ一度立ち寄ってみることをお勧めします。