レバーで妊娠力アップ!効果と成分は?【妊活おすすめ食材】
2人に1人は貧血予備軍。レバーを食べて鉄分を摂取!
実は日本人の女性の4人に1人は貧血と言われていて、2人に1人は貧血予備軍と言われています。
そして、多くの不妊症患者が鉄分欠乏症であるという事実もあるのです。
そんな状況であるため、鉄分を多く含む食材である「レバー」が注目されています。
妊活中の貧血はNG! 「ヘム鉄」をレバーで摂取しよう!
女性に貧血が多い要因としては、月経での出血と、偏食、無理なダイエットなどで十分な栄養を摂らないなどがあげられます。
貧血は生理不順や黄体ホルモンの分泌に影響があるので、子宮がダメージを受けるまでに、鉄分を補うようにすることが大事となります。
鉄分には非ヘム鉄とヘム鉄に分類され、そのうちカラダに吸収されやすいのは「ヘム鉄」。
これが「レバー」に多く含まれています。
ビタミンB群が豊富に含まれているレバーは妊活の味方!
また、妊娠するために必要となるのが、ビタミンとミネラルであり、妊娠しやすい体質になるためにはこれらの栄養素が欠かせません。
「レバー」にはこれらの栄養素の中でも、特に妊娠に深く関係しているといわれる、ビタミンB群が豊富に含まれています。
ビタミンB群とは葉酸・ビタミンB1・B2・B6・B12などの総称した言い方です。
細胞の生産や再生を助ける働きがあり、体の発育を促してくれます。
レバーの中でも、鶏や豚、牛などどのレバーにもビタミンB群は豊富に含まれていますが、鶏レバーには加えてビタミンAも豊富に含まれているため特にお勧めです。
ビタミンAには子宮の環境を整えてくれる働きがあるため、妊娠しやすい体作りには欠かすことができない栄養素です。
さらに、「レバー」は不妊に効果があるといわれている「亜鉛」を多く含む食品です。この「亜鉛」は、卵巣機能を正常にして女性ホルモンの働きを助けてくれる栄養素なのです。
ただ、レバーの食べ過ぎ、生食は要注意!
これほどいろいろな栄養素を含んでいる「レバー」ですが、食べ過ぎには注意が必要です。
実は上記にもあるビタミンAには妊娠した場合、一日当たりの摂取量に上限が設けられています。
というのも、上限を超えて多量にビタミンAを摂取してしまうと胎児が奇形になるリスクが高まると言われているためです。
そのため妊活中に鶏レバーを積極的に食べることはお勧めできますが、妊娠できた暁には過剰摂取にならないよう十分に注意しましょう。