精索静脈瘤の夫の治療。そして人工授精で妊娠。【体験ブログ】
口コミや評判も良いクリニックに転院しました。
私は35歳の今、不妊治療専門のクリニックで行った人工授精で、お腹に子どもを授かっています。
結婚後子どもを望んでも授からず、不妊治療をしようと夫婦で決めました。
最初は近所の婦人科でタイミング指導を受けましたが、半年以上たっても授かる気配がなく、多少の不信感もあったので不妊治療専門のクリニックに転院しました。
友人がそこに通い妊娠しており、口コミや評判も良いクリニックでした。
そこですぐに夫の男性不妊が見つかり、人工授精から始めることにしました。
最初のクリニックでは、精液検査の結果何も問題はないと言われていたので、特に夫はショックが大きかったようです。
精索静脈瘤の手術を受けました。
そこでは、院内のメンズルームでも精液の採取ができましたが、夫は仕事があるので、家で採取したものを、人工授精当日に私が2時間ほどかけて持って行っていました。
採取してから3時間くらいなら問題ないと言われていましたが、夫の精子は通常よりかなり悪い状態だったのもあり、できれば採取して時間のたっていない新鮮なもので人工授精したいと思っていました。
半年ほど人工授精を繰り返し、その間夫は男性不妊の原因のひとつと言われる、精索静脈瘤の手術を受けました。
また、自分でいろいろ調べ、精子に良いとされる亜鉛のサプリメントを飲んだり、なるべく早く寝るようにしたりと気をつけるようになっていました。
私は飲食店のパートをしていたのですが、ぎりぎりにならないと決められない人工授精の日に休みをもらうことが出来ず、かなりストレスに感じていたために仕事を辞めました。
7回目の人工授精で授かることができました。
これがだめだったら体外受精にステップアップしようか、それとも不妊治療をやめようか、そう悩みながらチャレンジした7回目の人工授精で授かることができました。
その人工授精の日は夫が休みをとり、二人でクリニックに行きました。
メンズルームで採取し、早い時間で精子を注入できたのも私たちにとっては良かったのかもしれません。
その頃の夫の精子の状態は最初の頃よりだいぶ良くなっており、生活の見直しやサプリの効果が表れていました。
私ももともと生理周期に乱れがあったのですが、不妊治療を始めて生活習慣を整えるようになってから、乱れの幅が小さくなっていました。
若い頃より体調もだいぶ良かったです。
夫婦そろって生活習慣を見直し体調を整えたことが、妊娠できた一番の理由だと思っています。
ただ、その時の人工授精では、自分の中で排卵とのタイミングが合っていなかったような気がして半分諦めていました。
どうせだめだろうと思っていたところで妊娠が発覚しました。
いつもは生理がくるまでそわそわしながら過ごしていましたが、このときはそのストレスを感じず自由に過ごせたことが、精神的に良かったのだと思います。
自分の経験を通して、妊活、不妊治療は夫婦同じ気持ちですすめることや、夫婦で生活、体を整える努力をすることが大切だと感じました。
それに、人工授精の場合はタイミングがとても重要なので、それを判断する先生が安心して任せられる人か、信頼できる病院かということも大事です。
また、私の場合は仕事を辞めて良かったと思っていますが、同じように治療に協力的でない職場でストレスを感じている人がいたら、思い切って辞めて治療に専念することも、妊娠への近道になるかもしれません。