チアシードの効果・効能は?【妊活におすすめの食材】
オメガ3脂肪酸たっぷりのチアシード
「チアシード」は、チアと呼ばれる実から採取できる種のことを指しており、シソ科の植物の1種です。
「チアシード」は主にメキシコ等の南米で栽培され、食用化されてきましたが、現在では日本やアメリカでも注目されており、ダイエット食材の1つとして、ダイエッターに選ばれています。
「チアシード」には、ホワイトチアシード(別名:サルバチア)とブラックチアシードよ呼ばれる2種類があり、どちらも無味無臭です。
ただ、水を含ませると、ホワイトチアシードは14倍に膨らみますが、ブラックチアシードは10倍に膨らむという違いがあり、それぞれに含まれる栄養素の量にも違いがあります。
この水分を含むと大きく、ゼリー状に膨らむという特性が、食べるとお腹いっぱいになるということで、ダイエット食材に使用されている理由となっています。
「チアシード」には、栄養素が豊富
妊活中の食事の基本は「栄養バランス」を崩さないということですが、現代人の食生活では、この「栄養バランス」が狂うことが多くなってしまうのが現状です。
それにより体調不良になったり、ホルモンバランスが崩れたりすると、その影響を受けて妊娠率が下がってしまうという結果につながってしまいます。
そのような状況を打開するのにおすすめなのが「チアシード」となります。「チアシード」には、栄養素が豊富にふくまれており、その栄養素の種類は、22種類にもなります。
そのなかでも、必須アミノ酸と呼ばれる9種類のアミノ酸は、そのほとんどである8種類を「チアシード」から摂取することが可能です。
また、オメガ3脂肪酸においてはサバよりも多く含まれており、含有量はどの食材よりも多くなっています。
「チアシード」を摂取するだけで、「栄養バランス」を整えることができる
さらに、食物繊維については、たった大さじ1杯の「チアシード」で、4.1gも摂取することが可能なため、食物繊維を多く含んでいるゴボウと比較しても、手軽に摂取することができます。
オメガ3脂肪酸はホルモン生産に不可欠であるため、妊活に重要な栄養素であり、「チアシード」には不足すると不妊の原因となるビタミンEも多く含まれています。
このように、「チアシード」には多種多様な栄養素が含まれているので、そのポテンシャルは、水と「チアシード」を摂取するだけで生きていけるといわれているレベルです。
したがって、この「チアシード」を摂取するだけで、「栄養バランス」を整えることができてしまうので、「チアシード」は天然のマルチ栄養サプリメントといえるでしょう。
「チアシード」摂取時の注意点
「チアシード」摂取時の注意点としては、そのままだと「発芽毒」があるので、そのまま食材にふりかけて食べるという事を雑誌やネットで見かけることがありますが、絶対に真似しないようにしましょう。
「チアシード」は水を吸う性質があるため、十分に水を吸わせてから摂取するようにします。
水を吸わせないで、そのまま摂取すると、胃や腸の水分を吸ってしまい、逆に便秘を引き起こす場合もあります。
また、オメガ3脂肪酸は熱に弱いという性質がありますので、あくまで水を吸わせるようにし、お湯は使わないようにしましょう。
「チアシード」の1日の摂取量の目安は、だいたい大さじ1杯となる、約15g程度とされています。
妊活に良い成分がたくさん含まれているからといって、多量に摂取すると、含有量が多い食物繊維の働きによって、お腹がゆるくなる可能性があるため、過剰摂取には注意するようにしましょう。
特に妊娠中の方は、十分にお気をつけください。