黒酢の効果・効能は?【妊活におすすめ飲料】
「黒酢」ですが、最近は不妊の解消に効果があるとして注目が集まっています。
「黒酢」とは、大麦または玄米を1~3年ほどかけて熟成・発酵させた酢のことで、米酢の1種であり、その豊かな香りから、香醋と呼ばれることもあります。
日本では、鹿児島県霧島市福山町などが産地として有名で、江戸時代後期ころから200年の歴史を重ね、独自の製法で作られています。
「黒酢」に含まれるアミノ酸がダイエットに、クエン酸が疲労回復に効果があるとして、一躍ブームとなりました。
現在では、その人気にあやかろうとしているのか、米だけではなく、きんかんやリンゴを使用した「黒酢」も登場しています。
また、中国においては、大豆やコーリャンを原料として作られた「黒酢」も存在するようです。
「黒酢」の歴史は非常に古く、日本では江戸時代後期あたりから既に作られていて、元々は中国からその製法が伝来したようです。
その伝来した技術を使用して、鹿児島県福山町で作られるようになりました。福山町は温暖な気候に恵まれていたことや、「黒酢」の製造に欠かせない原料である綺麗な水や良質な米が作れるということから、「黒酢」作りには最適な土地柄だったようです。
福山町は、それから200年を経過した現在においても、昔ながらの製法を守り、「黒酢」を生産し続けている一大産地として、その名が知られています。
このような「黒酢」ですが、最近は不妊の解消に効果があるとして注目が集まっています。
まず、不妊の原因ですが、これにはいくつかの理由があり、それが複合的に作用して初めて不妊になるとされています。
その代表的なものとしては、自律神経が安定していない、女性ホルモンのバランスが崩れている等が挙げられ、これらの症状が同時に発生した場合において、妊娠ができない体へと変化していくといわれています。
女性ホルモンのバランスが崩れると、基礎体温が安定しなくなったり、冷え症がひどくなったりしてしまって、体内の環境が、さらに妊娠しにくいものとなっていってしまい、最終的に不妊となってしまいます。
したがって、不妊を解消するためには、身体の冷えの改善と、女性ホルモンのバランスを整えることが重要となります。
身体の冷えは、それだけで卵巣まで冷えてしまうので、上質な卵子を作り出すことが出来なくなり、それによって着床もしにくくなってしまいます。
「黒酢」には大量のアミノ酸が含まれているので、それが身体の新陳代謝を向上させ、自然と身体が暖かくなっていきます。
この時に軽い運動を取り入れるとさらに効果的で、冬であっても汗を掻いてしまうほどになります。
ここまで身体を暖かくすることができれば、卵巣の働きも正常になり、上質な卵子を排出することができます。
また、このアミノ酸は、身体の冷えを改善するだけではなく、女性ホルモンのバランスを整える効果もあるとされています。
女性ホルモンを作り出す際に、アミノ酸は欠かすことのできない栄養素なのです。
さらに、「黒酢」にはビタミンB6も含まれていますが、これにも女性ホルモンのバランスを整える効果があるため、「黒酢」を摂取すれば、これらの栄養素を両方取り入れることが可能です。
その他の不妊の原因として、血行が悪くなることによって、血液中のコレステロール値が上昇し、その結果として不妊になりやすいという研究結果がアメリカの研究所から報告されています。
「黒酢」に含まれているクエン酸やアミノ酸には、血液中にある血栓を取り除く効果もあるため、血流を促進し、血液をサラサラにしてくれます。
血液がドロドロな状態では、不妊だけではなく、生活習慣病の原因にもなりえますので、「黒酢」を飲んで血液をサラサラにし、身体全体の問題を解決して、健康を維持できるようにしましょう。