30歳で結婚。不妊治療を経て37歳で妊娠した私の全て【体験ブログ】
30歳で結婚し、子供ができなかったため、不妊治療を始めました。
かけた年数は7年、通ったクリニックは3件ですが、そのうち自分が納得して治療を受けられたのは最後の1件だけです。
最初からそこへ通えばよかったと、今では考えています。
30歳で治療を始めた頃は実に軽い気持ちでした。
友人に、産婦人科でホルモン注射を打ってもらったらすぐに子供ができた、という人がおりましたので、私もその程度でできるものだとたかをくくっていたのです。
特に調べることもせずに、最初の治療は普通の産婦人科で受けました。
不妊治療をやっているかといえば、注射くらいは打ってみるといった程度のもので、結局そこではクロミッドという薬をもらう程度で終わりました。
夫が出向くことはなく、私一人で通院しての治療でした。
次に引っ越しをして、田舎の、やはり産婦人科へ通いました。そこは妊婦さんが多い病院で、不妊治療も受けてはいたものの、失礼ながら片手間という印象が残りました。
不妊治療専門の部屋があるわけでも、先生がいるわけでもありません。
そこではも、やはり同じようにクロミッドを飲んで何度かタイミングを持ち、治療を終えました。
この頃になると、年齢も30代も半ばに差しかかっており、焦りが生じ始めました。
不妊治療中によくある、あまりよくない精神状態になってしまっていました。
なぜ自分にはできないのか、欠陥があるためなのか、子供がいない人生に意味があるのか(これは、まったく個々人の自由であり、子供の有無が人生の価値を決めるわけではありません。
しかし、不妊治療が長引いた折には、そんなことも頭の中でぐるぐる回っておりました)など、無意味な自問自答を延々と続けていました。
しばらく病院通いをやめ、その頃から整体に通い始めました。
最後の病院は、その整体院の先生からご紹介をいただきました。
整体院の先生は、ご自身も不妊で悩まれたことがあるそうで、不妊治療のことをよくご存知でした。
また、医学的なことはよくわかりませんが、妊娠しやすい体というものを教えてくださり、私には大変効果があったと感じています。
そして、ご紹介いただいたクリニックは、妊婦の診療もしていましたが、不妊治療にも力を入れているという病院でした。
最後に通った病院がほかと違っていたのは、問診がとても丁寧だったことです。
しっかりと検査をしてくださり、夫婦ともに問題はないこと、それでも妊娠は必ずできるものではないこと、治療は絶対ではないが、あきらめる必要もないことなど、精神的なケアもしてくださいました。
看護師さんもみなさん気さくで、いろいろとお話をきいてくださいました。
不妊治療にちゃんと対応している病院と、そうでない病院の違いをまざまざと実感させられました。
その後はクロミッド服用から始め、ホルモン注射、人工授精と治療を進めたのですが、その折にもきちんと説明がなされました。
私は、年齢のこともあったので、高度な治療も考えていたのですが、先生が詳しくご説明くださるので、安心して方針を委ねることができました。
結果、37歳で妊娠、今はあわただしい子育ての日々を送っています。
若い方で治療をお考えの方がおいででしたら、すぐにでも、専門のクリニックを訪れることをおすすめしたいです。
私のように、お試し感覚で病院をのぞいているばかりでは、無駄な時間が過ぎるだけです。
現実として、若い方が妊娠の可能性は高いわけですから、時間を大切にしていただきたいと感じます。