仕事をしながら不妊治療を始めて約1年【体験ブログ】
まずはタイミング療法を半年行いました。
まずは、排卵時期に診察をしてもらい排卵時期をおおよそ特定してもらうタイミング療法を半年行いました。
診察では排卵期の卵胞のサイズを計ることによって排卵日を予想してもらいます。
個人差はありますが、卵胞が20ミリを超えてくると排卵が近いそうです。
クリニックに通うまでは生理周期がだいたい28日だったことから、生理開始日から14日目が排卵日だと信じていて、それを狙ってタイミングを取っていました。
しかし、実際にエコーで卵胞のサイズを計ってもらうと月によって、3日も早く排卵していた月や、逆に2日遅れていた月など意外とバラつきがありました。
そりゃ、妊娠しないはずだわ!クリニックに通ってよかったと思ったことを覚えています。
その後、ステップアップをして人工授精という治療方法を半年行いました。
人工授精とは旦那さんから提供してもらった精子を洗浄し濃縮させたものを、カテーテルを使って子宮内に注入するというものです。
人工という名前から最初はとても抵抗があったのですが、先生からしっかりと説明を聞くと自然妊娠とほとんど変わらないことが分かりました。
簡単に言うと精子と卵子が出会う卵管近くへ精子を注入し近道をさせてあげるようなイメージです。
この治療法は男性に精子少ないなどの問題がある場合や、女性に侵入してきた精子を異物として排除してします抗体(抗精子抗体)がある場合に特に有効です。
我が家はどちらにも当てはまらなかったためか結果が出ず、来月からは体外受精という高度不妊治療に進もうと思っています。
体外受精とは、取り出した卵子と精子を体外で受精させて分割させた後に子宮内へ受精卵を戻す方法です。
この治療法では受精という通常体内で起こっていることを取り出して行うために、今までの治療では分からなかった受精障害や卵子の質などを確認することができます。
また、女性に原因がある不妊症の中で3割を占めている卵管性の不妊の方にも有効です。
精子と卵子が出会うのは卵管の中なので、なんらかの理由で卵管内で出会えなかった場合は妊娠できないからです。
このようなたくさんの治療を行うにあたってのクリニックへの通院は頻回です。
しかも…ほとんどの治療が排卵に合わせて行うものですが、排卵のタイミングは毎月毎月ちがうのです。
例えば、人工授精をするにあたって排卵日を特定するために通院している日に、診察をしてみたら明日にでも排卵しそうだ!明日人工授精をしましょう!ということはよくあります。
すると、翌日朝から旦那さんの精子を持って通院しなければなりません。
通院できなければ、1ヶ月見送ることになるのです。
仕事をもっている方ならわかると思いますが…毎月のように突然休めるわけが、ない!
早く妊娠したいのに、クリニックに通うのに急休むとは言いにくい…
でも不妊治療はお金がかかるために仕事は辞めたくない…
その繰り返しによりものすごくストレスがかかる。ストレスは不妊の大敵です。
不妊治療と仕事との両立はとても難しいと思います。
わたしは直属の上司と仲のいい同僚にのみ不妊治療の事実を打ち明けて突然休む際もフォローをしてもらっていました。
打ち明ける際も本当に悩みました。
だって、不妊治療したからといって必ず授かれるわけではないからです。
みんなが普通にできることがわたしにはできない。
こんなみじめな気持ちを人には知られたくありませんでした。
しかし!今となっては話して良かったと思っています。
ストレスが軽減されたような気がします。
理解のある仲間がいて本当に良かったと思いました。