情報集めから始めた私の妊活体験記。【体験ブログ】
町の福祉センターの方に話を聞く為に講演会などを訪れました。
私は結婚願望はそれほど高くはありませんでしたが、子供を産むというのはなんとなく当然のような気がしていたので、20代半ばから相手を見つけるよりもまず先に妊娠するための体作り、いわゆる妊活を始めました。
結婚してからでは遅いのではないかという心配があったからです。
まず私が初めに行ったことは情報集めでした。
実際に妊娠したことのある経験者はもちろん、インターネットを使っての情報集め、助産師さんや産婦人科医、町の福祉センターの方に話を聞く為に講演会などを訪れました。
結果、自分の中で最も妊活に大切なことは「食事」を中心とした「生活習慣」であると結論付けました。
妊娠するのに必要なことは、土台である健康的な母体が必要です。
日常生活において自分は健康であると思っていても、意外とそうでない場合もあるようです。
食事の面では何が健康に影響するかを見極めることから始めました。
まず飲酒やカフェインの入った飲み物を飲むことは辞め、添加物が使用されている食べ物や材料が不明な食べ物などはできるだけ避けるようにしました。
外食をする際も産地や使用している食材を公表している場所に限定し、できるだけ正体不明のものは口にしないようにしました。
体を冷やすことは良くないと助産師の方に教えられたので、冷たい飲み物や体を冷やしてしまう食べ物は控えました。
野菜を食べる為にサラダを作ってしまいがちですが、冬の時期は体を冷やすのでサラダは止めた方が良いそうです。
また専門家の話に共通することのひとつに、白砂糖は妊娠を妨げるという話があったので、スイーツやお菓子などの甘い物も控え、料理にはできるだけ甜菜糖やキビ砂糖を使用するようにしています。
大型の魚や動物は生物濃縮による汚染が懸念されるので、大量摂取は避け、産地やその食材が育った環境などを見て買うようにしています。
生物濃縮とは水銀など体内から排出されにくい毒素が食物連鎖を通して次第に濃縮され、強い毒素となって大型生物に残ることを言います。
食物連鎖の頂点にいる人間には特に影響が大きいとされ、水俣病などがその一例として挙げられます。
妊娠してからマグロやかつおなどは食べすぎないよう医者に薦められますが、妊娠するよりもずっと前からそういったことには気を付けるべきだと助産師の方に教えて頂きました。
また、食事だけではなくその他の生活習慣にも目を向けることが大切です。
運動不足の人は少しでも日常生活に運動を取り入れることをお勧めします。
私は週に一度から二度、仕事が終わった後にランニングを始めました。
ゆっくりでいいので無理をせずに、あらかじめ走る時間を決めて行うと長期間続けやすいと思います。
出産には体力が必要なので特に下半身の筋肉はつけておくと良いと思います。
夜更かしせず、睡眠時間を規則正しくすることも妊活においては重要なことのひとつです。
女性の健康な母体作りも大切ですが、私の場合は相手の健康面にも注意を払いました。
お付き合いできる方が現れ、相手の方にも同じように喫煙や飲酒などを控えて貰いました。
結婚してからは食事面を管理し、栄養バランスの良い食事を一緒にするようになりました。
現代に生きる女性は仕事をしている人がほとんどですし、なかなか乱れた生活習慣を正しくするというのは難しいことだと思います。
しかし不妊がまだそこまで多くなかった時代に比べると、ほとんどの人が食事や生活リズムが大きく乱れているというのが事実です。
逆に言えばその基本的なことにさえ注意を払えば妊娠する確率はもっと高くなると思います。
まずは体を冷やさないこと、食事に気を付けてみることから始めるのが良いと思います。
私は妊娠できる体作りを始めてから5年、結婚してから約1年で妊娠することができました。
とある講演会にて助産師さんからこのような話を聞きました。命は突然生まれるものではなく、ずっとずっと昔から続いているものです。
母があり父があり、その母にも母があり、父があり、妊娠するずっと前から命の受け渡しは続いているのです。
人間の体は、かつて祖先が食べてきたものからできていて、今私たちが食べているものがこれから生まれてくる子孫の体を作っていくのです。