坂上みきさんの不妊・妊活情報!【妊活した有名人】
53歳の超高齢で出産された坂上みきさん
坂上みきさんは、元テレビ新潟のアナウンサーであり、ラジオパーソナリティ・タレント・ナレーターでもあります。
1959年生まれで大阪府八尾市出身、所属事務所は、2016年10月から有限会社ヤマダックスであり、血液型はB型です。
そんな坂上みきさんは6年もの長い間の不妊治療の末に、なんと53歳の超高齢で出産された方でもあります。
坂上みきさんは、大阪府八尾高等学校を卒業した後、関西大学文学部に進学。
1982年に同大学を卒業後は、テレビ新潟にアナウンサーとして入社します。
1985年、テレビ新潟を退社し、地元・関西に戻って、MBS(毎日放送)の看板ニュース番組である「MBSナウ」に出演します。
その後、1990年に上京し、同年4月より、TOKYO FMの「坂上みきのFMソフィア」においてパーソナリティを担当し、これが同局の看板番組となるまでに成長します。
1998年9月に、同番組を降板した後は、立川志の輔さんとともにTBSの「スーパー知恵MON」の司会を1999年8月~2000年3月まで務めています。
その他、ナレーションを担当した番組としては、フジテレビ系列の「サタ☆スマ」を1999年4月~2002年3月まで、日本テレビ系列の「PON!」を2010年3月29日~2016年9月29日まで等があります。
12歳年下のニュージーランド人の男性と2006年3月25日に結婚
坂上みきさんは、12歳年下のニュージーランド人の男性と2006年3月25日に結婚し、結婚後、高齢の身でありながら妊娠を目指して不妊治療に取り組み、53歳で妊娠します。
このことは、2012年7月17日の「PON!」の放送中に発表され、その喜びを同日付の自身のブログで「突然のご報告ですが…私、坂上みき、只今、妊娠中でございます!!!」と綴っています。
そして、「PON!」の同年8月31日(金)の放送において、次週の放送より産休に入ることが発表され、同年9月10日に男児を出産しています。
坂上みきさんは不妊治療時、年齢が年齢という事もあり、体内に卵子がほとんど無かったと思われ、卵子に関しては他の提供者から卵子の提供を受けて体外受精をされていたとのことです。
そもそも、女性の卵子は精子とは違って、その数に限りがあります。卵子は女性が生まれる前の、母親の胎内にいるときから既に存在しているといわれています。
そして、女性の年齢を重ねるにつれて、卵子の年齢もあがっていき、卵子も徐々に老化して、状態がだんだんと悪くなっていってしまいます。
そのため、50歳を超えている坂上みきさんには、ほとんど卵子が残っていなかったのではと思われるのです。
このように妊娠率が限りなく低く、自然妊娠を望むのは不可能で、卵子の健康状態も良くない状況と思われるなかで、坂上みきさんが選択したのが、前述のとおり、「卵子提供による体外受精(IVF)」であったのです。
その結果、着床に成功し、妊娠後の経過も問題なく、奇跡とも言われるレベルでの超高齢出産を果たしました。
一般的に42歳を超えると体外受精での妊娠率は約2%まで下がるといわれていますので、この53歳での妊娠成功がどれほど奇跡的なものか、この数字からもわかるのではないかと思います。
高齢出産の中でもおよそ50歳以降の出産を、特に超高齢出産と呼ぶことがあります。
大部分の女性はこの年齢になると、排卵が終了しており、自然妊娠が不可能となっていることが多いのですが、例外的に非常に少数ながら、自然妊娠して出産する事例もあります。
また、坂上みきさんの場合のように他の人の卵子を使ったり、過去に自分の卵子を凍結しておいたりして妊娠・出産する事例もあります。
世界では、2008年と2016年にインドにおいて、72歳の女性が出産したことが発表され、インド国内のみならず、世界各国のニュースとして報道されました。
また、いずれの出産においても体外受精によるものであり、70歳代での超高齢出産は世界的にみても極めて少ない事例であるとされました。
高齢での分娩では、妊産婦の死亡率の高さというリスクがあり、40歳を過ぎると20~24際の妊婦と比較して、実に20倍以上まで死亡率が高まるという報告もあります。
また、母体が危険なだけでなく、流産・早産の可能性が増加するというリスクもあります。
ただ、20世紀前半と現在を比較すると、高齢出産の妊婦が安全に出産する可能性は、医療技術の向上によって高まっています。
また、不妊治療や生殖医療技術の向上によって、40歳以上の妊娠可能性も増大しています。
しかしながら、妊娠の大部分が自然性交・普通性交によるものであることは、20世紀前半・20世紀後半・21世紀前半のいずれの時代においても変わってはおらず、人工受精、不妊治療、代理出産等の生殖医療技術による妊娠・出産は、妊娠出産総数に対する比率としては少数の例外となっています。
また、高齢になるにつれて妊娠を可能とする条件・能力は低下していくという前提条件は、現在においても変わってはおらず、高齢であれば妊産婦の負担は若年層よりは重くなり、また、遺伝子疾患の発生率は上昇し、特に新生児ダウン症の発生率が増加します。
新生児ダウン症の発生率は、母親の出産年齢が高いほど発生頻度が上昇し、25歳未満での出産で約1/2000、35歳での出産で約1/300、40歳での出産で約1/100の発生頻度とされています。
このように超高齢出産は、母子ともに非常に大きなリスクを伴います。
坂上みきさんはそれらのリスクを全て承知したうえで不妊治療を行い、53歳で出産という奇跡的なことを成し遂げました。
ただ、超高齢出産がリスクが高いことは確かですので、自分が高齢で不妊治療を行うか迷っている場合には、しっかりとパートナーと相談し、どのようなリスクが伴うのか、十分に理解したうえで不妊治療に臨むようにしましょう。