杉山愛さんの不妊・妊活情報!【妊活した有名人】
39歳という高齢で、不妊治療を乗り越えて妊娠した杉山愛さん
杉山愛さんは、元女子プロテニス選手で現在はテニス指導者です。神奈川県横浜市出身で、右利き、現在は41歳になられています。
そんな杉山愛さんは、39歳という高齢で、不妊治療を乗り越えて妊娠に至りました。
17歳3ヶ月でプロに転向した杉山愛さん
杉山愛さんは、1975年7月5日生まれで、5歳の頃からテニススクールに通うようになったそうです。
ジュニア時代からツアーレベルの大会に参戦、17歳3ヶ月でプロに転向。その後も活躍を続け、日本人選手として初のWTAダブルス世界ランキング1位を獲得し、日本人女子25年ぶりのグランドスラムダブルス優勝者であり、現在でも日本人最後の4大大会優勝者となっています。
グランドスラムの優勝4回は日本人の最多記録であり、4大大会シングルスでは2度のベスト8進出を果たしており、これは現在でも日本人女子最後の全豪・全英シングルスベスト8進出者となっています。
また、世界ランキングにおいて、日本人初のシングルスとダブルスの同時世界トップ10入りも果たしており、さらに、グランドスラムシングルス連続出場のギネス記録も保持しています。
そんな杉山愛さんが引退してから、やりたかったことに「結婚と出産」があったそうで、結婚については引退後2週間で今のご主人と出会い、順調にいったようですが、出産に関してはなかなかうまくはいかなかったようです。
結婚してわりとすぐに婦人科を受診したそうです。
当時の杉山愛さんは36歳、プロテニス選手として体を酷使していたこともあったので、早めに診てもらったほうがいいと思い、結婚してわりとすぐに婦人科を受診したそうです。
その婦人科は不妊治療の専門病院ではなく、杉山愛さん自身もその時は不妊治療を始めようという気持ちも特になかったそうですが、なりゆきでタイミング法にトライすることになり、これが不妊治療の始まりだったそうです。
このタイミング法を始めて約2ヶ月後、妊娠が発覚し、すごく嬉しかったそうですが…心拍が確認できる前に出血してしまい、流産してしまったそうです。
すごく落ち込み、立ち直るのに1ヵ月ほどかかったそうですが、ご主人がずっと隣りで支えてくれていたことが助けとなったそうです。
流産から人工授精へステップアップするも・・・
流産してから半年以上空けて、2013年から人工授精にステップアップしたそうですが…4回トライして、まったくダメだったそうです。
人工授精は、タイミング法と違い、医師の力を借りて、ベストのタイミングで、一番よい精子を子宮に届けているので、それで妊娠しないのは自分の身体の何かがおかしいのかもしれないと思い始めたとのことです。
この4回の人工授精を終えたのが2013年の秋頃で、当時の杉山愛さんは38歳になっていたので、これ以上、人工授精を続けても意味がないなと感じていたそうです。
ただ、体外受精には高額な費用がかかり、それでも確実に妊娠できるという保証もないので、それでもトライする価値はあるのだろうか?等のいろいろな気持ちを抱えすぎて、精神的に疲れてしまい、体外受精にすぐにステップアップする気持にもなれなかったそうです。
そのため、一時期、病院へ行くのをやめてしまいました。
病院に通わず、東洋医学で体質改善
杉山愛さんは病院へ行かなくなっても、子供をあきらめたわけではなかったので、東洋医学的なものを取り入れて、体質改善を続けていました。
鍼治療や整体、温灸やベリーダンス等、友達から紹介してもらって自分に合ったものを続けていたそうです。
この時に多くの先生から足がすごく冷えていることと、気の流れが滞っていること等を指摘されたため、食事面でも夏野菜を控えたり、寒い地域のものを食べたりして、体質改善に努めていたそうです。
母の言葉で体外受精をすることを決意
それでも、病院へ行くということはないまま、2014年に入り、杉山愛さんは39歳になっていました。
当時、まだ体外受精を受けることにためらいがあったそうですが、母からの「最後までトライしないのは、あなたらしくない」という言葉で、体外受精を受けることを決心します。
そして、40歳という区切りをつけていたということもあって、体外受精を受けるにあたっては病院を変えることにし、実際に高齢出産した友人から情報を聞いたり、自分にあった先生やスタイルを考えながらいろいろ探したそうです。
初めての体外受精。採卵で卵子が5個
そうして探した病院で体外受精にトライし、初めての体外受精で卵が5個採ることができ、そのうち一つをお腹に戻すことができたそうです。
採れた卵は全て受精しており、質もよいものだったそうですが、それでもやはり不安は続いたそうです。
そんな中、この体外受精1回目で無事に妊娠が確認されたのですが、杉山愛さん自身は前回の流産のことがあったため、心拍が確認できるまでは手放しで喜べなかったようです。
ただ、5週目からつわりが始まり、その後無事に心拍が確認され、ようやく実感できたそうです。
休んだ期間がとっても大事だった
杉山愛さんは、人工授精の後から、体外受精を始めるまで、1年弱くらい通院を休んでいますが、ご自身は今考えるとその時間はとても貴重で必要な期間だったと感じているそうです。
精神的に治療に疲れてしまっていた気持ちを少しずつ回復させるためにも必要だったし、体調面でも、食事に気をつけたり、ウォーキングやベリーダンス等の妊活に良いとされることを取り入れて、体調や自律神経が整っていく感覚があったとのことです。
このように杉山愛さんは、通院を休んでいた時間も含めて、妊娠に辿りつくまでの一つ一つの段階は全て歩むべき道であり、今が子供を授かるベストのタイミングであったと振り返っています。
心も体も母親になる準備ができた今だからこそ、妊娠できたのではないかと感じているそうです。
そして、全体的に不妊治療をやってきてよかったと思っているそうですので、なかなか不妊治療に踏み出せないという方は参考にするべきだと思います。